
大都会TOKYOへ行ってきた。
スペシャルティコーヒーのイベントSCAJ2025がビッグサイトで開かれている。
世界中の珈琲豆生産国のブースや焙煎や抽出にかかる様々な商品や新しいグッズなども紹介される。
コーヒー豆のトレンドがわかるので、老体に鞭打って出かけた。
パナマのゲイシャは、今世界中から注目され最も高価な豆だが、これを試飲できるブースがあった。20分ほど並んでわずかな量だが味わうことができたのでこれだけでも行ったかいがあった。
世界中のバイヤーを驚かせたコーヒーは華やかな果実感で甘みを伴う酸味があると言われているが、確かにフローラル・華やかさ・フルーティと言う表現が理解できるし、香ばしい紅茶やほうじ茶のようなすっきりした甘みのある味とも感じた。
ステージで開催されているイベントも大盛況だが、全国の珈琲店や焙煎者が出店するコーヒービレッジは各店の取り組みを知ることができて大変興味深かった。
だが、しかしである。個人的に一番驚いたのは、来場者に年寄りがいないことである。
数千人あるいはもっと大きな桁なのかもしれないが、私は年齢からみると上位から十番内に入るのではないか。
会場は楽しいし、毎年来れればよいと思うが、ひとり場違いな人間かなとも感じるので来年はないかも…
この業界の熱気は若者によって支えられている。コーヒー豆の確保が難しくなることが予想される未来ではあるが、若い人たちの夢がかなうことを切に願う。