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歌麿②

NHK大河ドラマ「べらぼう」も後半の展開になってきた。

12月初旬には終わるから、回数にしてあと残すところ12回くらいかな。

田沼意次の時代から綱紀粛正の寛政の改革の時代になると、蔦屋重三郎や喜多川歌麿にとっては希望や夢に向かっていた時代から反骨の過酷な時代へと変化していくことになる。大河ドラマの後半はワクワクする展開が多いが、「べらぼう」の主人公たちの重い時代をどのように描くのかを楽しみにしたい。

さて、ドラマで歌麿の狂歌絵本『画本虫選』が登場した。

この『画本虫選』と『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』は、歌麿の狂歌絵本三部作というらしい。これらを紹介しているのが写真の本で、講談社から出版されている。編集菊池庸介さん(ちなみに栃木県出身)。

歌麿の多彩な画力に引き込まれるだけでなく、天明の時代に大流行した狂歌の有名な狂歌作者たちが揃って登場するこの三部作は、なかなか面白い。

おそらく、ほとんどの人は無関心かと思うが…